教場だより


新しい事に挑戦する new

2022年8月9日

 そろばんでは級が進むごとに、少しずつ新しい事柄が増えて行きます。 それによって計算できる範囲が増えたり、計算の速度や精度を上げることができたりするのですが、 一方で、検定合格のレベルにまで習熟してきた今までのやり方を捨てることになる場合もあり、そこに抵抗を感じる子もあるようです。
 毎月実施しているベストテン競技の際にも、3級以上に合格しているにもかかわらず、かけ算・わり算を定位法や片落しという 3級導入で習った事を使わずにやっている子を時折見かけます。ベストテンでは小数がないから、という理由が多いのですが、 結果的には、答えの位(末尾の零)の間違いが多くなっている場合がほとんどです。
 そろばんでは、今のやり方が最適と考え、そのやり方に早く習熟することが上達の近道と考えてください。
 当教室では、見取算は2級以上から分割計算を指導しています。この方法は数の概念形成の効果は薄れるものの、習熟すれば速度・精度の面で有利と考えて採用しています。 これを慣れないからといって、勝手に、一括計算している生徒も目立ちます。
 新しい事に挑戦するには痛みを伴う場合もあります。しかし、きちんと習得することで道が開けるのです。新しい事には喜びを持ってチャレンジしましょう!

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検定試験にチャレンジ

2022年7月11日

 当教室では全国珠算教育連盟・静岡県珠算協会の珠算検定試験、全珠連の暗算検定試験を中心に受験するようにしています。 珠算4級以下は毎月、珠算3級以上と暗算段位は奇数月、暗算1級以下は偶数月に実施されます。
 この検定試験に積極的に取り組むことが、そろばんの学習効果を高めることにつながります。
 基本的には、各級の導入が終了していれば、検定試験を受けることができるのですが、自信がないからと受験を敬遠していると、 ただ進級が遅くなるだけでなく、本番で必要以上に緊張して力が出せなかったりというケースが散見されます。
 検定試験を一つの区切りとして、毎月、検定合格という目標を目指して努力する。合格したら次の級を頑張る、不合格だったら次でまた頑張る、 といったサイクルを繰り返すことで自然と、何事に対しても前向きに努力を継続する姿勢が養われます。
 また、何度も受験を繰り返すことで、良くも悪くも「試験慣れ」してきます。これが、そろばんだけでなく、後々の、定期試験や入学試験の時に、 必要以上の緊張を感じず、自然体で受験できるという副産物をもたらします。
 積極的な検定受験が、より能力を高めることにつながります。失敗を恐れず、検定試験にチャレンジしましょう。

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暗算上達のポイント

2022年6月8日

 そろばん学習者の暗算は、珠算式暗算という、そろばんの珠のイメージを操作して計算する方法です。 この珠のイメージは人により差がありますが、無色透明で輪郭もあまりはっきりしない球体のようなもので、使っている珠だけが各桁に浮かんでいるような状態です。 このボワッとしたものの動きをイメージすることで計算を行ないます。
 このイメージをより鮮明に、より速く、より多くの桁幅で動かすためには、継続的なトレーニングが必要なのですが、その際、注意すべき点がいくつかあります。
 まず第一は計算の途中で絶対に数字に置き換えないことです。前述のようにボワッとしたものですから、慣れないうちは消えてしまいがちですが、 計算終了までイメージのままの状態で保持することが最も大切です。
 次のポイントは、速く計算を進めることです。イメージを保持する時間を短くするためには、より早く計算を進めなければならないのですが、失敗を恐れて速度を落としてしまうと、 計算時間が長くなり、イメージを保持できず、結局、不正解となるという悪循環に陥ります。
 第三のポイントは、そろばんを速く弾くことを心掛けて練習することです。これにより、計算に必要な運指が反射的にできるようになるのと同時に、 指の動きに合わせてイメージを速く動かす訓練になります。最終的には、特に意識しなくても数字を見れば計算ができているというレベルに到達することができます。
 暗算の練習は外側からは見ることができない部分に負うところが大きいため、本人の取り組み方や心掛けで成果が大きく左右されます。 素直に、真面目に練習を重ねることが、上達につながると信じて練習に取り組みましょう。

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