教場だより


全日本通信珠算競技大会 new

2024年11月11日

 10月20日、令和6年度全日本通信珠算競技大会が全国一斉に開催されました。 北遠地区大会には41名、静岡県では440名、全国では6,346名が参加し珠算・暗算の技を競いました。
 関係の入賞者は以下の通りです。

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反復練習の大切さ

2024年10月9日

 そろばん学習は、そろばんという器具を用いて様々な計算を行う技術を身につけるという習い事です。 計算には段階に応じた知識と、所定の時間内に一定量の計算を正解するだけの精度と速度が求められます。
 計算に必要な知識は各級の導入段階で習いますが。頭で解っているだけでなく、必要な手順に従って素早く正確に指先を動かせるよう、十分に習熟するには、継続的な反復練習が欠かせません。
 基礎や導入の知識習得の段階に比べ単調になりがちですが、この反復練習の段階での取り組み方が試験の合否などの結果を大きく左右します。
 練習の日数を確保すること、普段の練習から、昨日よりも10点でも高い点数が取れるようになど、集中して積極的に取り組む姿勢が大切です。
 また、「直し」は非常に大切な時間です。間違いには必ず原因があるのですから、解けなかった問題、間違った問題には上達のヒントが隠されています。
 直しの時は、ただ正解すれば良いとするのではなく、なぜ解けなかったのか、なぜ間違ったのかを考えながら、自分の頭で考えていることと指の動きを照らし合わせることで、 原因を発見できる場合が多くあります。自分で原因に気付くことができれば確実な成長につながります。
 繰り返し練習することの大切さを体感することは、学習や他の習い事にも必ずプラスとなるはずです。 そろばんでの反復練習を通じて、このような「学び」の姿勢を身につけることが、子供たちの将来を切り拓く礎となるのではないでしょうか。

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第60回静岡県そろばんの日

2024年9月9日

 8月23日、静岡市のグランシップにおいて、第60回静岡県そろばんの日が開催されました。
 当日は大雨の影響でJR在来線の運休や東名・新東名高速道路の閉鎖と交通が乱れ、受賞者の遅刻・欠席が懸念されましたが、 おかげさまで、大きな混乱もなく無事開催することができました。
 この行事は、小学生で一級以上に合格した者などの優良生徒に対する表彰式典であり、今回は全体で447名、当教室から9名、もみの木くらぶから10名が受賞に臨みました。
 式典では、受賞者一人ひとりが登壇し、名前を呼ばれ表彰楯を授与されるのですが、この時の、緊張しながらも晴れがましい笑顔は、授与する側にも幸せな気分を与えてくれます。
 60年にわたり続けられてきた、「そろばんの日」ですが、静岡県全体での、このような規模での開催は、諸般の事情により、今回が最後となりました。
 この表彰式参加を目標として頑張った生徒さんも多かった事を思うと、式典がなくなる事は残念ではありますが、一級合格が一つの大きな目標であることに変りはありません。
 一級に合格するまでには、複数回の試験に合格しなければなりませんし、段階に応じた、さまざまな試練や壁があります。一級合格まで一度も不合格の経験をしない人は稀でしょう。
 しかし、それらの試練や壁を経験すること、そしてそれを乗り越える経験を重ねることが、子ども達の、これからの人生を豊かにする力を育むのだと思います。

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